変形性膝関節症から紐解く|仕事を頑張る同年代へ、未来の自分を大切にするヒント

筋トレ

日本では、レントゲンで変形が見つかる方が約2,500万人。その中でも「痛みで日常生活に困っている」方は約1,000万人いると言われています。

身近な人も、痛みで苦しんでいる人結構いますよね?

なぜ膝は痛みを出すのか?

背景には、いくつもの要因が少しずつ積み重なっています。

  • 筋力低下(加齢やサルコメアの減少で支える力が落ちる)
  • 運動不足(動かさないと筋肉も関節も衰える)
  • 骨の弱化(骨密度・骨質の低下)
  • 体重増加(関節にかかる荷重が増える)

これらが重なり合い、やがて痛みとして表れてしまうのです。

年齢のせい?いや、それだけではありません!

確かに年齢とともに筋力は低下していきます。けれど、それだけで痛みが出るかどうかが決まるわけではありません。

同じ70歳でも元気に歩いている方もいれば、膝の痛みで動けなくなっている方もいる。理学療法士として15年以上、多くの患者さんと関わらせていただきましたが、遺伝的な要因よりも、やはり 生活習慣の積み重ね が未来の体を大きく左右することを実感しています。

つまり、日々の習慣こそが未来の自分を形づくるのです。

この仕組みは「複利」によく似ていると思いませんか?

お金が利息を生み、その利息がさらに利息を生むように、良い生活習慣を積み重ねれば プラスの複利 に。逆に悪い生活習慣を積み重ねれば マイナスの複利 となり、やがて痛みや不調となって返ってきます。

未来の身体は、日々の小さな意識と行動の積み重ねでできあがるのです。

継続は力なり!!先人の言葉しみますね!!まさに原理原則

脳の仕組みを知る

私たちの脳には、自分を守るために極力エネルギー消費を抑えようとする仕組みがあります。そのため、意識しない限り本能的に「楽なほう」へ流れてしまうのです。

  • エスカレーターと階段があれば、ついエスカレーターを選んでしまう
  • 少しお腹が出ても「まあいいか」と思ってしまう
  • 疲れているとき、運動よりソファでスマホを触ってしまう

これは意志が弱いのではなく、誰にでも備わった脳の本能。だからこそ、その仕組みを理解したうえで「どう行動するか?」を選ぶことが大切です。

皆さんにも憧れの人や尊敬する方がいると思います。その人も同じ「楽なほうへ流れやすい脳」を持っています。それでも意識して一歩を選び続けた結果が、今の姿につながっているのだと思います。

身体だけじゃない。お金や暮らしも同じ

膝の話をしてきましたが、実はお金や暮らしも同じです。昔は200円で買えた鮭弁当が、今では400円。最初は「高いな」と感じても、気づけば慣れてしまっていませんか?

お金の価値が少しずつ下がるように、身体も少しずつ変化しています。「ちょっと太っちゃった」と笑っていたのに、いつの間にかそれに慣れてしまうこともあるのです。

だからこそ、「今までの常識」を一歩引いて見直すことが、未来の安心につながるのです。

未来の自分を大切に

理学療法士として、そして同年代で仕事を頑張る皆さんへ。患者さんの健康を守ることと同じくらい、いえそれ以上に、自分自身の未来を大切にしてください。

なぜなら、あなた自身がお金・身体・心のバランスを保ちながら健康的であることが、結局は目の前の人を支える力になるからです。私自身も心が疲れて真摯に向き合えなかった時期があり、そのときに「まず自分を大切にしなきゃ」と気づけました。

未来も大切にしていきましょう。私も40歳を迎える年です。10年後、みんなで第二の青春を過ごせるように、一緒に積み重ねを始めていきませんか?

そして、私自身も自分を変えるためにこうして発信を続けています。だからこそ、みんなで意識して、未来をより良いものに一緒に変えていきましょう!

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